2009.01.18 Sunday
旅行記 2004/05/03 <3日目>
2004/05/03(月) 練習見学 サインくれー!
あいにくの雨模様だが、今日も7時に起きて朝食。
スペインのホテルの朝食は本当に素晴らしい。
前回のクリスタルホテルに比べればバリエーションが少々乏しいとはいえ、生ハム・ハム・ベーコン・チーズといった王道がずらりと揃っている。
それにスクランブルエッグや目玉焼き、当然の如くパンやシリアル、ヨーグルトも有る。
アメリカのホテルでは途中で味がわからなくなるような真っ黒なソーセージとハンバーグ、スクランブルエッグ一辺倒で二日目で既に飽きたが、ここではそんなことはない。
ハム&スクランブルエッグはあっさりした味付けで、パンやチーズも毎日種類が変わって楽しい。
コーヒーもブラック、カフェオレ、カプチーノが楽しめる。
いままでアメリカ、中国、香港&マカオ、タイに行ったことがあるが、食の上で一番満足できたのがスペインだ。
さて、練習見たさに10時にカンプノウに着いたものの(通常練習は10時30分から1時間ぐらい)、初日に行った場所にはケバい女が三人が入るだけでシーンとしている。
雨が降っているからかしら…なんて呑気なことを思っていたが、10分過ぎてもギャラリーが増えない。
これはおかしい。
練習場の方に向かっていくとスタッフが芝の整備をしていた。
練習はこれから始まることは間違いないようだが、いったい何時からなんだ?
暫くすると手入れをしていたおじさんが芝刈り機に乗って出てきた。
こういう時こそ私のスペイン語の成果が発揮されようというもの!
『セニョール!』と叫んで引きとめ『練習は何時から始まるのか?』ときいた。
すると『12時だ』とゆっくりとした口調で教えてくれた(優しい!)。
続けて『30分以上やるのか?』ときくと『45分から1時間ぐらいやるだろう』とのこと。
グラシアス!芝刈りのおじさん!
暫く時間を潰した後カンプノウに戻ってきたのが12時直前。
練習場の前に来ると、既に幾人かギャラリーが来ている。
警備の人は既にスタンバイしているが、練習場に選手の姿はなし。
暫くするとパラパラと選手が入ってきた。
ゲート越しだと練習場までの距離がかなりあるために、選手の顔をきちんと判別することができない。
一人の青年が警備員に『フェンスを明けてくれ』と頼んでいたが無視されていた。
最高倍率にしたビデオカメラで覗くと、なんとか選手を見分けることが出来た。
気が付くと数人のギャラリーが私達のビデオの画面を覗き込んで『ロナウジーニョだ!』と楽しんでいた(勝手に見るな)。
15分ぐらいすると警備の人がフェンスを開けてくれたので、即座に中に入り好位置をキープ。
(数メートルぐらいしか見れるエリアがなく、それ以上奥に行こうと柵を乗り越えると警備員に『戻れ』と追い返されてしまう)
練習内容は二つのグループに分かれて軽くパス回し。
これが結構長い時間やっていた。
フェンスにかじりついていた女の子達が『サビオラー!かっこいいー!』と叫んでいた。
(サビオラは「格好良い」というより「可愛く」ないか?…あー歳がバレる…)
その後昨日のスタメン組は軽いランニングをし、練習場の奥のスペース(スタジアム寄り)で再びパス回し(見えないー!)。
その他の選手はストレッチをし、GK以外は手前のエリア(ギャラリー寄り)で少し間隔を広げたパス回し(クライファート、ガブリ近すぎ!)。
ビクトール・バルデスを含めたGKはコーチと一緒にセービングの練習。
ちなみにクライファートはかなりの遅刻でした…。
練習を見ていて意外だったのが、ぱっと見クールそうなジェラールが練習の雰囲気を盛り上げていたこと。
ロナウジーニョは見たまんまのキャラそのもので、肩でボールをトラップする芸当を何回も試していて、他の選手達を笑わせていた。
ふと気が付くと背後にすごい数のギャラリー。いつの間に!
多分今日は練習の始まりが遅かった為に、カンプノウツアーなど、観光に訪れた人も騒ぎを聞きつけて集まってきてしまったのだろう。
更に、行けないはずの奥のエリアにもギャラリーが。
マスコミが立ち入りできるのは理解できるが、明らかに一般人と思われる人も幾人か居た。
どういうことよぉー!
45分ぐらいでスタメン組は撤収(芝刈りのおじさんの言ってたとおりだ!)その他の選手はまだ続けるようだ(多分残り15分ぐらいやるのだろう)。
とりあえず人も多いし、「出待ち」の準備もあるので我々も撤収。
練習を終えた選手達の車が出てくる場所は敷地内の出入口のほかに、敷地の外の歩道から抜ける出口(4箇所)がある。
敷地内の出口には既に子供達が今か今かと待ち構えている。
この集団に加わるのは得策ではない(人が多すぎる)ので、そこから出てきた車が一般道に出る直前(恐らく一時停止するだろうから)を狙うことにする。
選手の車かどうか判断する為に、相方が敷地内で確認、お目当ての選手だった場合ここで私が突撃する…という戦法をとることにした。
最初に出てきたのは、なんと練習には参加していなかったルイス・ガルシア!
何故いるのだっ!怪我ではなかったのか(一昨日もいたし)。
怪我なのに車を運転しているぞ(まぁ良いけど)。
一昨日は貰い損ねたけど、今度は逃さーん!
歩道から敷地内の様子を見ていると、子供達が車に張り付いてサインをねだっている様子。
暫くすると車が動き出し、そのままギャラリーを引き連れてくるかと思いきや、そうでもない。
彼らはあの場所で待ち続け、他の選手を逃さないようにしているようだ。
まだ練習が終わって間もないことも有り、歩道で待っているのは私と2人組のねーちゃん、見物に徹しそうなギャラリー数名のみ。
ちゃーんす。
仁王立ちしてとりあえず止める!
窓が開いた!
そして殺し文句『日本から来ました!』
すると、なんとも素敵な笑顔でサイン帳を受け取り丁寧に書いてくれた。
他に人が入り込んでこなかったので『あなたのファンです、応援してます!』と間髪入れずに言うと『そうなんだ、ありがとう』と応えてくれた!
わーーーーい!!(ストレートな喜び方)
結局この位置でサインをもらえたのは私だけ。
サインを貰い損ねた2人組に思いっきり睨まれてしまった。
気合が足りんのだよ、君たちはっ!!

メチャクチャ格好いい!ルイス・ガルシア!
この調子でバンバンいきましょう!
次に出てきたのはライカールト監督。
あまり気合が入っていなかったせいかサインは貰えず。
被っていたキャップがあまりにも似合ってなかった。
暫くすると歩道側の出口が騒がしくなってきた。
噂どおり、歩道側の出口からも選手が出てくるようだ。
チラリと見るとシルバーのX5だったのでクアレスマかと思ったが(クアレスマはサインいらないのかっ?!)、クアレスマはたしか黒のX5だったような…。
慌てて走っていくとなんとフィリップ・コクー!!(狂喜)
これはサインを貰わずに日本に帰れるものかっ!!
幸いファンにつかまっているようなので、フロントから回って運転席のそばへ。
キャー!本物よー!1M以上そばに来てしまったわー!やっぱり素敵!素敵過ぎるわー!(半狂乱)
でもコクーはまたまた電話中(後になってわかったが、奥さんが身重だったらしい)。
とりあえずサインには応じているが、心ここにあらずといった感じ(悲)。
大混雑の中とにかくサイン帳を広げて無理矢理書いてもらう事に成功(かなり適当なサイン)。
去り際に日本から持ってきたファンレター(コクーには書いてきた)を窓から投げ入れ、コクーの膝の上にのったのを確認して一安心。
これで確実に読むだろう。
相方を見失ったので慌てて先ほどの場所に戻ったら、実は相方もコクーのそばに居たらしく、コクーが私の手紙を気にして振り返ったのを見たとか。
なによー!!そんなことだったら最後まで見送ればよかったー!
後悔後悔…。
実は持っていったファンレターはハンズで買った葛飾北斎の浮世絵のポストカード。
コテコテなものの方がインパクトがあって受け取ってもらえるかと思ったので、わざわざそれに文章を書いておいたのでした。
スペイン語で書いたけど、緊張もあいまって、たった十数行なのにメチャクチャ時間がかかった…。

コクーに向かって突入!
さて次。
ダービッツが正面出口から登場したが、前回同様そのまま走り去ってしまった(気合が足りない)。
お次。
ライジハー登場。
なんとポルシェ(一昨日の爆走ポルシェ)。
実は今日は彼のバースディ。
なじみのファンらしきオジサンとハイタッチをしてすぐさま去ってしまった(気合が足りない)。
このオジサン(といっては失礼なぐらいの年齢)只者ではないようで、どこから誰が出てくるのか知っているらしい。
なのでそのオジサンが歩いていく方を気にしていたら、おぉー百発百中。
続いてモッタ、そのまま愛想なく走り去る。
歩道は一時停止しないと危ないぞ。
暫くすると先ほどコクーが出てきた場所が騒がしい。
慌てて駆け寄ると…シャビ!!今度は失敗は許されん!(ボルテージが上がる)
強引に前へ、前へ、誰よりも前へ!!
そしてお決まりの『日本から来ました!サインして!』と叫ぶと、快くサイン(とは言え適当なサイン)。
あまりに接近していた為、走り去る時に後輪に轢かれそうになり、慌ててよけたが体を車体にこすり付けてしまった。
おかげでジーンズがシャビの車汚れ。
でも記念になるわ♪るんるん。
それにしても今日のシャビは黒のベンツ、一昨日と色違い。
なんてリッチな!…というかシャビぐらいの選手なら当たり前か。
でも普通メーカー違いとかモデル違いにしないかぁ?(←庶民の考え)
次、また同じ出口でジェラール。
意外と人があまり集らないのでこれはチャンス。
一昨日も貰ったけど関係ない、もう一回貰うわよ!
…と気を吐いていたら、一人の女性が彼に近づき「うぅーん、ジェラールぅー」と色っぽい声を出したと思ったら、首に手を回して…キスをした!(ほっぺだけど)
びっくりー!!しかもジェラール嫌がりもしない!
知り合いなのかもしれないが、それにしても公衆の面前で堂々と!(こっちが赤面)
昨日のクライファートといい、今日のジェラールといい、やっぱりスペイン人ってそういうところ情熱的なのねー。
あーびっくり…なんて呆気にとられている場合ではない、こうなったら私も!
「ジェラール!」と呼び止めてサインをゲット、そして手を差し伸べて…握手(弱っ!)。
私はこれで十分です…。

ジェラールと握手の瞬間!
次もまた同じ出口。
クラシコで怪我を負い、練習にも参加していなかったプジョルが登場したが、こちらは殆ど止まることなく走り去ってしまった。
暫くすると道路を挟んで反対側に黒山の人だかりが。
車に気をつけつつ渡ってみると、装甲車さながら(!)のハマーに乗ったクライファート!
流石に他は諦めてもクライファートだけは…という人が多いようで、すごい人。
ジリジリと少しづつ動きながらもサインを書き続ける(後ろに続いている車の運転手が超迷惑そう…)。
あまりの人の多さと、あんな巨大な車に足でも踏まれたらひとたまりもないので遠くから見物することに。
強引にツーショット写真をとろうとする人、サグラダ・ファミリアの紙袋やカンプノウツアーのチケットの裏にサインを書いてもらっている不届き者、助手席の窓を叩いて『こっちも開けろ』と叫ぶ人…。
暫くすると少しだけスペースが開いたので、すかさず体を入り込ませて前へ!
こういう時体が小さいとかえって便利なものだ。
自慢じゃないが体は柔らかい、クネクネと人をよけつつクライファートの前に到達。
サイン帳を差し出すと、私に目を向けた。
目が合ったー!
すると、それまでいたずら書きのような適当なサインを書いていたのに、私のサイン帳にはゆっくり、丁寧に書いてくれた。
やっぱりそれなりのものの方が、書くほうも気分が良いという事か。
とにかく快挙!

大人気のクライファート!
お次はオーフェルマルス。
正面から堂々と登場。
あまり人がいなかったせいもあり、簡単にゲットできた。
…とはいえ『日本から来た』は言ったけど…。

オーフェルマルス 左が例のオジサン
更に続けてストイチコフ(助手席)。
車は止まったもののサインにあまり応じず、ストイチコフと確認できた程度。
ラスト。
敷地内で見張っていた相方が『絶対貰え!』と叫ぶので誰かと思ったらエンリケ。
おぉ!これは貰わねば!
車が止まったのですかさず前へ。
しかし先に別の女性がサインしてもらい、なんとその際に使ったボールペンでサインされてしまった(私が持っていったのは油性マジック)。
なんてヘロヘロなサインなんだー(もともとエンリケのサインはヘロヘロのようだが…)。
マジックで書いて欲しかった…と思っていたら、その女が「ルーチョ、ユニフォームにもサインして」と頼んだ。
私は既にサインを貰ったので、他の人にチャンスを与える為(そのへんは一応考えている)車から遠ざかろうとしていたが、突然エンリケに呼び止められた。
エンリケ『おーい、それ(「ペンをよこせ」という動作)』
私『??』
エンリケ『ボールペンじゃユニフォームにサインできないから(「よこせ」という動作)』
私『はぁ…(黙って渡す)』
サインし終わって彼から直接返されるかと思ったら、その女がペンを彼から奪い私に返した。
てめー!余計なことするなー!
それに「ありがとう」の一言もないんかい!この礼儀知らず!
でもエンリケとプチ会話したからまぁいいか。この際お前の無礼は忘れてやろう。

私に指示するエンリケ
詰め掛けた人々はロナウジーニョをしきりに待っていたようだが、結局姿を見ることができなかった。
いつの間に出て行ってしまったのだろうか?
時間は既に4時近かった。
3時間近くも動き回っていたのか…と我に返った途端に疲れがどっと押し寄せてきた。
昼を抜いていたので敷地内のお店でホットドッグと水を買った。
<サインをもらう際のアドバイス>
1)歩道側の出口を行き来する時は十分注意しましょう。車に轢かれそうな人を多々見ました。
2)サインをしてもらうのですから
『グラシアス(ありがとう)』ぐらいはスペイン語で言いましょう。
3)『ソイ デ ハポン(日本から来ました』と言うと確率がアップするはずです。女性なら更にUP。
4)サイン帳、ユニフォーム、ボールなどに書いてもらいましょう。紙っぺらでは失礼です。
5)ユニフォームは下敷きを敷いてしっかり固定しておきましょう。
6)マジックペンを必ず持参しましょう(ボールペンなんてもってのほかだぁー!)。
さて、暫く休憩した後ショップで買い物をすることに。
いやぁ、びっくり。一昨年とは大違い。
一昨年は「三流!」というセンスも質もありゃしないというものばかりが揃っていたが(とはいえ日本のバルサファンにとっては涙モノだったが)、ずいぶんと様変わりした。
前はTシャツにしても何故かバックスバニーのプリントだったり(子供ウケすると思ったのだろうか)、使い勝手が鬼のように悪そうなガラスのコップなどが意味もなく何種類もあったが、Tシャツはどれもシンプルなデザインばかり。
ガラスのコップはまだ健在だったが、機械でバルサのエンブレムを掘るところを客に見せるという凝りよう。
更に合成写真屋もスペースが拡大し(営業時間外に行ったので撮ってはいないが)だいぶ充実しているようだった(富士フィルムの看板有り)。
ユニフォームも通常のものはそれなりに高いが、お安くお求めになりたい人用にエンブレム部分がプリントになっているユニフォームも売られていた(その他の部分はレプリカと同じ)。
選手達が練習の帰りや試合の前に、アウェイ・デザインのポロシャツを着ていたので、それに触発されてセカンド・ユニフォームを買うことにした。
ポロシャツも良かったが、結構値が張るのとナンバーを付けられるかどうか分からなかったのでやめた。
ユニフォームはキッズ物がちょうどいいので、エンブレム部分が刺繍のタイプを購入することに。
とりあえず1階のナイキショップで買うことにしたが、果たしてナンバーはどこで付けるんだ?
レジの人に『このユニフォームでもナンバーは付けられるか?』ときいたら『全部地下でやっている』という。
良くわからないがこのまま会計せずに地下に持っていっていいようだ。
地下に持って行きナンバーを付けるレジで『8番!コクー!』と元気良く頼んだら、ドレッドヘアーの店員が愛想なくテキパキとくっつけてくれた。
その他にはグレー地のポーチ類(いろんなタイプがあった)、一枚1ユーロというお手軽な「しおり」、02-03シーズンの結果などが書き込めるようになっている冊子を買った。
この冊子が面白いもので、選手カードが取り外せるようになっていて、ピッチを模した紙の上でスタメンを並べたりして遊ぶらしい。
買い物も終わりすっかり疲労困憊。
オスピタル・クリニック駅から帰ることにする。
途中、道沿いの店で「ムンド・デポルティボ」が目に入り(1面がロナウジーニョとコクー!)90センティ モだというので即買い。
いったんホテルに戻ってから、一昨年拠点にしていたグラシア通りに食事をしに行くことに。
本当は一昨年感激したモンチョスというレストランに行くつもりだったが、全く見つからないのと、風が強くホコリが舞ってかなわないので、「地球の歩き方」にも載っている「タパタパ」で済ますことにした。
ガイドには「元気なウェイター達のサービス云々」と書いてあったが…真逆。
ウェイターは殆どがアジア系(たぶん混血)の人で、愛想もヘッタクレもない。
注文もテーブルに敷いてある紙のメニュー(写真付き)を指差し(日本語のメニューもあるが、指し示した方が向こうにとっても都合がいいようだ)ウェイトレスが無言でそれにチェック(レ点)を入れる…という仕組み。
ビール3杯、チョリシートス・フリートス (小型チョリソー)、生ハム、アンチョビ、サルピコン・デ・プルボ(タコのマリネ)、海老のコロッケ、ポテトオムレツ、クレマ・タラタナ(カタルーニャのデザート)、カフェオレを平らげた(44.3ユーロ)。
ホテルまでそう遠くはないので、食後の運動がてら徒歩で帰った。
ホテルに戻って入浴&就寝。
今日は流石に疲れた…。
→4日目に続く
あいにくの雨模様だが、今日も7時に起きて朝食。
スペインのホテルの朝食は本当に素晴らしい。
前回のクリスタルホテルに比べればバリエーションが少々乏しいとはいえ、生ハム・ハム・ベーコン・チーズといった王道がずらりと揃っている。
それにスクランブルエッグや目玉焼き、当然の如くパンやシリアル、ヨーグルトも有る。
アメリカのホテルでは途中で味がわからなくなるような真っ黒なソーセージとハンバーグ、スクランブルエッグ一辺倒で二日目で既に飽きたが、ここではそんなことはない。
ハム&スクランブルエッグはあっさりした味付けで、パンやチーズも毎日種類が変わって楽しい。
コーヒーもブラック、カフェオレ、カプチーノが楽しめる。
いままでアメリカ、中国、香港&マカオ、タイに行ったことがあるが、食の上で一番満足できたのがスペインだ。
さて、練習見たさに10時にカンプノウに着いたものの(通常練習は10時30分から1時間ぐらい)、初日に行った場所にはケバい女が三人が入るだけでシーンとしている。
雨が降っているからかしら…なんて呑気なことを思っていたが、10分過ぎてもギャラリーが増えない。
これはおかしい。
練習場の方に向かっていくとスタッフが芝の整備をしていた。
練習はこれから始まることは間違いないようだが、いったい何時からなんだ?
暫くすると手入れをしていたおじさんが芝刈り機に乗って出てきた。
こういう時こそ私のスペイン語の成果が発揮されようというもの!
『セニョール!』と叫んで引きとめ『練習は何時から始まるのか?』ときいた。
すると『12時だ』とゆっくりとした口調で教えてくれた(優しい!)。
続けて『30分以上やるのか?』ときくと『45分から1時間ぐらいやるだろう』とのこと。
グラシアス!芝刈りのおじさん!
暫く時間を潰した後カンプノウに戻ってきたのが12時直前。
練習場の前に来ると、既に幾人かギャラリーが来ている。
警備の人は既にスタンバイしているが、練習場に選手の姿はなし。
暫くするとパラパラと選手が入ってきた。
ゲート越しだと練習場までの距離がかなりあるために、選手の顔をきちんと判別することができない。
一人の青年が警備員に『フェンスを明けてくれ』と頼んでいたが無視されていた。
最高倍率にしたビデオカメラで覗くと、なんとか選手を見分けることが出来た。
気が付くと数人のギャラリーが私達のビデオの画面を覗き込んで『ロナウジーニョだ!』と楽しんでいた(勝手に見るな)。
15分ぐらいすると警備の人がフェンスを開けてくれたので、即座に中に入り好位置をキープ。
(数メートルぐらいしか見れるエリアがなく、それ以上奥に行こうと柵を乗り越えると警備員に『戻れ』と追い返されてしまう)
練習内容は二つのグループに分かれて軽くパス回し。
これが結構長い時間やっていた。
フェンスにかじりついていた女の子達が『サビオラー!かっこいいー!』と叫んでいた。
(サビオラは「格好良い」というより「可愛く」ないか?…あー歳がバレる…)
その後昨日のスタメン組は軽いランニングをし、練習場の奥のスペース(スタジアム寄り)で再びパス回し(見えないー!)。
その他の選手はストレッチをし、GK以外は手前のエリア(ギャラリー寄り)で少し間隔を広げたパス回し(クライファート、ガブリ近すぎ!)。
ビクトール・バルデスを含めたGKはコーチと一緒にセービングの練習。
ちなみにクライファートはかなりの遅刻でした…。
練習を見ていて意外だったのが、ぱっと見クールそうなジェラールが練習の雰囲気を盛り上げていたこと。
ロナウジーニョは見たまんまのキャラそのもので、肩でボールをトラップする芸当を何回も試していて、他の選手達を笑わせていた。
ふと気が付くと背後にすごい数のギャラリー。いつの間に!
多分今日は練習の始まりが遅かった為に、カンプノウツアーなど、観光に訪れた人も騒ぎを聞きつけて集まってきてしまったのだろう。
更に、行けないはずの奥のエリアにもギャラリーが。
マスコミが立ち入りできるのは理解できるが、明らかに一般人と思われる人も幾人か居た。
どういうことよぉー!
45分ぐらいでスタメン組は撤収(芝刈りのおじさんの言ってたとおりだ!)その他の選手はまだ続けるようだ(多分残り15分ぐらいやるのだろう)。
とりあえず人も多いし、「出待ち」の準備もあるので我々も撤収。
練習を終えた選手達の車が出てくる場所は敷地内の出入口のほかに、敷地の外の歩道から抜ける出口(4箇所)がある。
敷地内の出口には既に子供達が今か今かと待ち構えている。
この集団に加わるのは得策ではない(人が多すぎる)ので、そこから出てきた車が一般道に出る直前(恐らく一時停止するだろうから)を狙うことにする。
選手の車かどうか判断する為に、相方が敷地内で確認、お目当ての選手だった場合ここで私が突撃する…という戦法をとることにした。
最初に出てきたのは、なんと練習には参加していなかったルイス・ガルシア!
何故いるのだっ!怪我ではなかったのか(一昨日もいたし)。
怪我なのに車を運転しているぞ(まぁ良いけど)。
一昨日は貰い損ねたけど、今度は逃さーん!
歩道から敷地内の様子を見ていると、子供達が車に張り付いてサインをねだっている様子。
暫くすると車が動き出し、そのままギャラリーを引き連れてくるかと思いきや、そうでもない。
彼らはあの場所で待ち続け、他の選手を逃さないようにしているようだ。
まだ練習が終わって間もないことも有り、歩道で待っているのは私と2人組のねーちゃん、見物に徹しそうなギャラリー数名のみ。
ちゃーんす。
仁王立ちしてとりあえず止める!
窓が開いた!
そして殺し文句『日本から来ました!』
すると、なんとも素敵な笑顔でサイン帳を受け取り丁寧に書いてくれた。
他に人が入り込んでこなかったので『あなたのファンです、応援してます!』と間髪入れずに言うと『そうなんだ、ありがとう』と応えてくれた!
わーーーーい!!(ストレートな喜び方)
結局この位置でサインをもらえたのは私だけ。
サインを貰い損ねた2人組に思いっきり睨まれてしまった。
気合が足りんのだよ、君たちはっ!!

メチャクチャ格好いい!ルイス・ガルシア!
この調子でバンバンいきましょう!
次に出てきたのはライカールト監督。
あまり気合が入っていなかったせいかサインは貰えず。
被っていたキャップがあまりにも似合ってなかった。
暫くすると歩道側の出口が騒がしくなってきた。
噂どおり、歩道側の出口からも選手が出てくるようだ。
チラリと見るとシルバーのX5だったのでクアレスマかと思ったが(クアレスマはサインいらないのかっ?!)、クアレスマはたしか黒のX5だったような…。
慌てて走っていくとなんとフィリップ・コクー!!(狂喜)
これはサインを貰わずに日本に帰れるものかっ!!
幸いファンにつかまっているようなので、フロントから回って運転席のそばへ。
キャー!本物よー!1M以上そばに来てしまったわー!やっぱり素敵!素敵過ぎるわー!(半狂乱)
でもコクーはまたまた電話中(後になってわかったが、奥さんが身重だったらしい)。
とりあえずサインには応じているが、心ここにあらずといった感じ(悲)。
大混雑の中とにかくサイン帳を広げて無理矢理書いてもらう事に成功(かなり適当なサイン)。
去り際に日本から持ってきたファンレター(コクーには書いてきた)を窓から投げ入れ、コクーの膝の上にのったのを確認して一安心。
これで確実に読むだろう。
相方を見失ったので慌てて先ほどの場所に戻ったら、実は相方もコクーのそばに居たらしく、コクーが私の手紙を気にして振り返ったのを見たとか。
なによー!!そんなことだったら最後まで見送ればよかったー!
後悔後悔…。
実は持っていったファンレターはハンズで買った葛飾北斎の浮世絵のポストカード。
コテコテなものの方がインパクトがあって受け取ってもらえるかと思ったので、わざわざそれに文章を書いておいたのでした。
スペイン語で書いたけど、緊張もあいまって、たった十数行なのにメチャクチャ時間がかかった…。

コクーに向かって突入!
さて次。
ダービッツが正面出口から登場したが、前回同様そのまま走り去ってしまった(気合が足りない)。
お次。
ライジハー登場。
なんとポルシェ(一昨日の爆走ポルシェ)。
実は今日は彼のバースディ。
なじみのファンらしきオジサンとハイタッチをしてすぐさま去ってしまった(気合が足りない)。
このオジサン(といっては失礼なぐらいの年齢)只者ではないようで、どこから誰が出てくるのか知っているらしい。
なのでそのオジサンが歩いていく方を気にしていたら、おぉー百発百中。
続いてモッタ、そのまま愛想なく走り去る。
歩道は一時停止しないと危ないぞ。
暫くすると先ほどコクーが出てきた場所が騒がしい。
慌てて駆け寄ると…シャビ!!今度は失敗は許されん!(ボルテージが上がる)
強引に前へ、前へ、誰よりも前へ!!
そしてお決まりの『日本から来ました!サインして!』と叫ぶと、快くサイン(とは言え適当なサイン)。
あまりに接近していた為、走り去る時に後輪に轢かれそうになり、慌ててよけたが体を車体にこすり付けてしまった。
おかげでジーンズがシャビの車汚れ。
でも記念になるわ♪るんるん。
それにしても今日のシャビは黒のベンツ、一昨日と色違い。
なんてリッチな!…というかシャビぐらいの選手なら当たり前か。
でも普通メーカー違いとかモデル違いにしないかぁ?(←庶民の考え)
次、また同じ出口でジェラール。
意外と人があまり集らないのでこれはチャンス。
一昨日も貰ったけど関係ない、もう一回貰うわよ!
…と気を吐いていたら、一人の女性が彼に近づき「うぅーん、ジェラールぅー」と色っぽい声を出したと思ったら、首に手を回して…キスをした!(ほっぺだけど)
びっくりー!!しかもジェラール嫌がりもしない!
知り合いなのかもしれないが、それにしても公衆の面前で堂々と!(こっちが赤面)
昨日のクライファートといい、今日のジェラールといい、やっぱりスペイン人ってそういうところ情熱的なのねー。
あーびっくり…なんて呆気にとられている場合ではない、こうなったら私も!
「ジェラール!」と呼び止めてサインをゲット、そして手を差し伸べて…握手(弱っ!)。
私はこれで十分です…。

ジェラールと握手の瞬間!
次もまた同じ出口。
クラシコで怪我を負い、練習にも参加していなかったプジョルが登場したが、こちらは殆ど止まることなく走り去ってしまった。
暫くすると道路を挟んで反対側に黒山の人だかりが。
車に気をつけつつ渡ってみると、装甲車さながら(!)のハマーに乗ったクライファート!
流石に他は諦めてもクライファートだけは…という人が多いようで、すごい人。
ジリジリと少しづつ動きながらもサインを書き続ける(後ろに続いている車の運転手が超迷惑そう…)。
あまりの人の多さと、あんな巨大な車に足でも踏まれたらひとたまりもないので遠くから見物することに。
強引にツーショット写真をとろうとする人、サグラダ・ファミリアの紙袋やカンプノウツアーのチケットの裏にサインを書いてもらっている不届き者、助手席の窓を叩いて『こっちも開けろ』と叫ぶ人…。
暫くすると少しだけスペースが開いたので、すかさず体を入り込ませて前へ!
こういう時体が小さいとかえって便利なものだ。
自慢じゃないが体は柔らかい、クネクネと人をよけつつクライファートの前に到達。
サイン帳を差し出すと、私に目を向けた。
目が合ったー!
すると、それまでいたずら書きのような適当なサインを書いていたのに、私のサイン帳にはゆっくり、丁寧に書いてくれた。
やっぱりそれなりのものの方が、書くほうも気分が良いという事か。
とにかく快挙!

大人気のクライファート!
お次はオーフェルマルス。
正面から堂々と登場。
あまり人がいなかったせいもあり、簡単にゲットできた。
…とはいえ『日本から来た』は言ったけど…。

オーフェルマルス 左が例のオジサン
更に続けてストイチコフ(助手席)。
車は止まったもののサインにあまり応じず、ストイチコフと確認できた程度。
ラスト。
敷地内で見張っていた相方が『絶対貰え!』と叫ぶので誰かと思ったらエンリケ。
おぉ!これは貰わねば!
車が止まったのですかさず前へ。
しかし先に別の女性がサインしてもらい、なんとその際に使ったボールペンでサインされてしまった(私が持っていったのは油性マジック)。
なんてヘロヘロなサインなんだー(もともとエンリケのサインはヘロヘロのようだが…)。
マジックで書いて欲しかった…と思っていたら、その女が「ルーチョ、ユニフォームにもサインして」と頼んだ。
私は既にサインを貰ったので、他の人にチャンスを与える為(そのへんは一応考えている)車から遠ざかろうとしていたが、突然エンリケに呼び止められた。
エンリケ『おーい、それ(「ペンをよこせ」という動作)』
私『??』
エンリケ『ボールペンじゃユニフォームにサインできないから(「よこせ」という動作)』
私『はぁ…(黙って渡す)』
サインし終わって彼から直接返されるかと思ったら、その女がペンを彼から奪い私に返した。
てめー!余計なことするなー!
それに「ありがとう」の一言もないんかい!この礼儀知らず!
でもエンリケとプチ会話したからまぁいいか。この際お前の無礼は忘れてやろう。

私に指示するエンリケ
詰め掛けた人々はロナウジーニョをしきりに待っていたようだが、結局姿を見ることができなかった。
いつの間に出て行ってしまったのだろうか?
時間は既に4時近かった。
3時間近くも動き回っていたのか…と我に返った途端に疲れがどっと押し寄せてきた。
昼を抜いていたので敷地内のお店でホットドッグと水を買った。
<サインをもらう際のアドバイス>
1)歩道側の出口を行き来する時は十分注意しましょう。車に轢かれそうな人を多々見ました。
2)サインをしてもらうのですから
『グラシアス(ありがとう)』ぐらいはスペイン語で言いましょう。
3)『ソイ デ ハポン(日本から来ました』と言うと確率がアップするはずです。女性なら更にUP。
4)サイン帳、ユニフォーム、ボールなどに書いてもらいましょう。紙っぺらでは失礼です。
5)ユニフォームは下敷きを敷いてしっかり固定しておきましょう。
6)マジックペンを必ず持参しましょう(ボールペンなんてもってのほかだぁー!)。
さて、暫く休憩した後ショップで買い物をすることに。
いやぁ、びっくり。一昨年とは大違い。
一昨年は「三流!」というセンスも質もありゃしないというものばかりが揃っていたが(とはいえ日本のバルサファンにとっては涙モノだったが)、ずいぶんと様変わりした。
前はTシャツにしても何故かバックスバニーのプリントだったり(子供ウケすると思ったのだろうか)、使い勝手が鬼のように悪そうなガラスのコップなどが意味もなく何種類もあったが、Tシャツはどれもシンプルなデザインばかり。
ガラスのコップはまだ健在だったが、機械でバルサのエンブレムを掘るところを客に見せるという凝りよう。
更に合成写真屋もスペースが拡大し(営業時間外に行ったので撮ってはいないが)だいぶ充実しているようだった(富士フィルムの看板有り)。
ユニフォームも通常のものはそれなりに高いが、お安くお求めになりたい人用にエンブレム部分がプリントになっているユニフォームも売られていた(その他の部分はレプリカと同じ)。
選手達が練習の帰りや試合の前に、アウェイ・デザインのポロシャツを着ていたので、それに触発されてセカンド・ユニフォームを買うことにした。
ポロシャツも良かったが、結構値が張るのとナンバーを付けられるかどうか分からなかったのでやめた。
ユニフォームはキッズ物がちょうどいいので、エンブレム部分が刺繍のタイプを購入することに。
とりあえず1階のナイキショップで買うことにしたが、果たしてナンバーはどこで付けるんだ?
レジの人に『このユニフォームでもナンバーは付けられるか?』ときいたら『全部地下でやっている』という。
良くわからないがこのまま会計せずに地下に持っていっていいようだ。
地下に持って行きナンバーを付けるレジで『8番!コクー!』と元気良く頼んだら、ドレッドヘアーの店員が愛想なくテキパキとくっつけてくれた。
その他にはグレー地のポーチ類(いろんなタイプがあった)、一枚1ユーロというお手軽な「しおり」、02-03シーズンの結果などが書き込めるようになっている冊子を買った。
この冊子が面白いもので、選手カードが取り外せるようになっていて、ピッチを模した紙の上でスタメンを並べたりして遊ぶらしい。
買い物も終わりすっかり疲労困憊。
オスピタル・クリニック駅から帰ることにする。
途中、道沿いの店で「ムンド・デポルティボ」が目に入り(1面がロナウジーニョとコクー!)90センティ モだというので即買い。
いったんホテルに戻ってから、一昨年拠点にしていたグラシア通りに食事をしに行くことに。
本当は一昨年感激したモンチョスというレストランに行くつもりだったが、全く見つからないのと、風が強くホコリが舞ってかなわないので、「地球の歩き方」にも載っている「タパタパ」で済ますことにした。
ガイドには「元気なウェイター達のサービス云々」と書いてあったが…真逆。
ウェイターは殆どがアジア系(たぶん混血)の人で、愛想もヘッタクレもない。
注文もテーブルに敷いてある紙のメニュー(写真付き)を指差し(日本語のメニューもあるが、指し示した方が向こうにとっても都合がいいようだ)ウェイトレスが無言でそれにチェック(レ点)を入れる…という仕組み。
ビール3杯、チョリシートス・フリートス (小型チョリソー)、生ハム、アンチョビ、サルピコン・デ・プルボ(タコのマリネ)、海老のコロッケ、ポテトオムレツ、クレマ・タラタナ(カタルーニャのデザート)、カフェオレを平らげた(44.3ユーロ)。
ホテルまでそう遠くはないので、食後の運動がてら徒歩で帰った。
ホテルに戻って入浴&就寝。
今日は流石に疲れた…。
→4日目に続く
22:50 Posted by Moka Murasame
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